【家庭で簡単】氷でつくるダッチコーヒーの作り方|まろやかで飲みやすいデカフェアイスコーヒー

暑い季節になると、すっきりとした冷たいコーヒーが飲みたくなりますよね。
今回は、お湯を一切使わずに、氷を使ってじっくり抽出するダッチコーヒー(氷出しコーヒー)の淹れ方をご紹介します。

カフェインレスのデカフェ豆で作るので、カフェインを控えたい方にもぴったり。
寝る前の一杯や、リラックスタイムのお供にも、安心して楽しめます。

さらに、抽出したコーヒー液は冷蔵保存で2日ほど美味しさを保てます。
通常のコーヒーよりも劣化が遅く、風味も落ちにくいのが、ダッチコーヒーならではの魅力です。

目次

ダッチコーヒー(氷出しコーヒー)とは?

ダッチコーヒーとは、水出しで時間をかけて抽出するコーヒーのこと。
「コールドブリュー」とも呼ばれ、熱を加えずに低温で抽出することで、雑味や苦味が出にくく、まろやかでクリアな味わいになります。

水出しコーヒーには2つの方法があります:

  • 浸漬式(しんししき):コーヒー粉を水に浸して抽出する
  • 滴下式(てきかしき):水や氷を点滴のように落として抽出する

今回ご紹介するのは、家庭でも簡単にできる滴下式のダッチコーヒー
氷を使ってゆっくり点滴抽出する方法です。

デカフェコーヒー豆と氷の分量

挽き目は中細挽きが目安です。
焙煎度は中深煎りがおすすめですが、お好みに応じて浅煎りや深煎りのデカフェ豆でもOKです。

杯数コーヒー豆(g)氷の量(g)蒸らし用の水(g)
1杯分10g100g20g
2杯分20g200g30g
3杯分30g300g40g

用意する器具

  • HARIO V60ドリッパー(3杯分を作る場合は03サイズがおすすめ)
  • ペーパーフィルター
  • コーヒーサーバー
  • スケール(重さを測れるもの)
  • コーヒーミル(豆を中細挽きに)
  • 氷(市販のロックアイスがおすすめ)
  • 少量の水(蒸らし用)

デカフェで作る氷を使ったダッチコーヒー

氷で作るダッチコーヒーは、お湯の注ぎ方やタイミングに左右されないので、手順どおりに作れば、誰でも安定して美味しく淹れられるのが魅力です。
「毎回味が違ってしまう…」という心配も少なく、初心者の方にもぴったりな淹れ方です。

step.1 豆を計量し、ドリッパーにセット

中細挽きにしたコーヒー粉を、ドリッパーにセットします。

step.2 蒸らす

蒸らし用の水を注いだら、コーヒー粉全体が均一に湿るようにスプーンなどでよく混ぜます。

step.3 サーバーに落ちた水は捨てる

蒸らしの水がサーバーに落ちたら、一度捨てておきます。
氷の水分でゆっくり抽出するため、最初に落ちた液体は不要です。

step.4 氷をセット

ドリッパー内のコーヒー粉の上に、分量どおりの氷をそっと乗せていきます。

できれば大きめのロックアイスを使うと、溶けるスピードがゆっくりになり、バランスのよい味わいに仕上がります。
ゆっくりと時間をかけて抽出されることで、デカフェならではのやさしい香りとすっきりとしたコクがより引き立ちます。

step.5 氷が溶けて落ち切るまで待つだけ!

そのまま常温に置いて、ゆっくりと氷が溶けるのを待ちます。
氷が溶けて水になり、粉を通ってポタポタとコーヒーがサーバーに落ちていきます。

気温や豆の量によりますが、だいたい6〜8時間で抽出が完了します。

step.6 完成!

サーバーを軽く回してコーヒーを撹拌し、濃度を均一に整えたら、たっぷりの氷を入れたグラスに注いで完成です。

抽出されたダッチコーヒーは、なめらかでふくよかな甘みがあり、しっとりとした舌触りが特徴です。
雑味が少なく、喉越しのよい、やさしい味わいがじんわりと広がります。

前の晩に仕込んでおけば、朝は注ぐだけ。
タンブラーに入れてそのまま出勤、なんて使い方もおすすめです。

この記事を書いた人

管理栄養士が焙煎する
デカフェコーヒー専門店『日好珈琲』です。
実店舗はなくネットショップのみで、豆選びから焙煎、梱包、発送までを
私1人で行っている小さなお店です。
カフェインでお困りの方に、安全で美味しいデカフェコーヒーをご注文ごとに焙煎してお届けしています。

コメント

コメントする

目次