カフェインを控えたいときや、夜のリラックスタイムにぴったりなデカフェコーヒー。
中でも「ドリップバッグ」は、お湯を注ぐだけで手軽に楽しめます。
でも実は、デカフェこそ、淹れ方によって味の印象が大きく変わるコーヒーかもしれません。
コツを押さえないと、どこか物足りなさを感じてしまうこともありますが、丁寧に淹れることで、香りや甘み、やさしいコクをしっかり引き出すことができます。
こちらでは、デカフェコーヒー専門店『日好珈琲』が、ホットで飲むドリップバッグコーヒーの美味しい淹れ方とちょっとした工夫をお伝えします。
カフェインレスでも、本格的な一杯を。
ぜひ、おうちでお楽しみください。
用意する器具と材料
- デカフェのドリップバッグ
- スケール
- コップ
- コーヒーケトル
- 温度計(なくても大丈夫)
デカフェドリップバッグの淹れ方|ホットで味わうやさしい一杯
レシピの中には、美味しく仕上げるためのちょっとしたコツも一緒に載せています。
少しの工夫で、デカフェコーヒーの味わいがぐっと深まりますよ。ぜひお試しください。
日好珈琲のドリップバッグの粉量は11gと記載されていますが、実際は11.7gほど入っています。
ですので、蒸らしのお湯も含めて、合計で約180gのお湯を使って抽出します。
デカフェに限らず、他のコーヒーでも言えることですが、コーヒー豆とお湯の比率は1:15〜16の割合で抽出するのがおすすめです。
豆が10gの時は、注ぐお湯の量は150〜160g使用します。
step.1 ドリップバッグを開封する
点線に沿って、ドリップバッグを丁寧に開封します。

step.2 ドリップバッグをセットする
カップにドリップバッグをセットします。
フィルターのフックをしっかりコップの縁にかけ、安定させましょう。

step.3 蒸らす(抽出1投目)
90℃のお湯を約30ml、中心からゆっくり注ぎ、粉全体を湿らせてから30秒ほど蒸らします。
蒸らすことによって、その後の抽出時に成分がしっかりと出てくれます。
また、90℃のお湯がおすすめですが、実際に淹れた時にもっと苦味が欲しい場合は、90℃よりも高めの温度、もっとまろやかにしたい場合は90℃よりも低めの温度に、と自分好みに変えていくのがいいと思います。

step.4 抽出する(約2分45秒〜3分)
蒸らしのお湯を含めて、合計で約180gのお湯を3〜4回に分けてゆっくりと注ぎます。
約2分45秒〜3分にお湯が落ち切るようにします。
約2分45秒〜3分の間でお湯が落ち切るようにするのは、2分45秒よりも早く落ち切ると少し物足りなく感じ、3分以上かかると少し雑味が出てくるからです。
普通のコーヒーだと2分半とかで淹れ切っても美味しく飲めますが、デカフェコーヒーの場合は、ギリギリまで味わいを引き出して少しでもコクを持たせたいので、2分45秒〜3分の間で淹れます。

step.5 完成
ポイントを気にしながら淹れることで、味わいが大きく変わるのでぜひお試しください〜

お湯を注ぐだけで、香り高い一杯に。
日好珈琲のドリップバッグで、やさしいコーヒー時間をどうぞ。
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