デカフェコーヒー豆を手網で焙煎する方法とポイント

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こんにちは。日好珈琲のあおきです。

私は普段、手網でデカフェコーヒーの焙煎を行っています。

皆さんの生活の中にもっとデカフェコーヒーを身近なものにしたいと思い、
今回、手網焙煎の仕方を詳しく説明しました。
良ければお試しください。

手網焙煎は家庭のコンロで簡単に行うことができるのでとてもおすすめです。

普通の焙煎機を購入するとなると、手回しのものでも2万円くらいします。
(本気のものになってくると家庭における小さなものでも50万以上します。)

気軽に始めるには少し敷居が高いかなと思いますが、手網なら3000円くらいで購入できます。

ちなみに私はこれを使っています。
かなり丈夫でもう10年くらい使っていますが、まだまだ現役です!

手網があればあとは生豆さえあればすぐに焙煎できます。

デカフェコーヒーの生豆は日好珈琲のショップでも購入できます。
この手網のサイズに合わせて150g単位で販売しているので良ければ覗いてみてください。
(いろんなグラムで焙煎してきましたが、150gが一番安定して美味しく焼けるので150g単位で販売しています)

ハンドピックも行って発送しますので、届いたらすぐに焙煎が行えます!
(ハンドピック無しも選ぶことができます。その場合は160gにしています。)

では焙煎の手順とポイント、簡単な準備をお伝えしていきます。

目次

手網焙煎に必要なもの

  • 手網(直径22cmくらいのものがおすすめです)
  • ザル(焙煎豆を冷ます用)
  • ドライヤーもしくはうちわ(焙煎豆を冷ます用)
  • 手袋
  • クリップ(手網のフタを閉じるために使います)

焙煎手順

①ハンドピック

下の写真のような虫食いやカビなどの豆を取り除きます。
少し手間ですが、なるべく除去した方がすっきりとしたコーヒーが楽しめます。

②生豆投入

手網に生豆を投入してクリップで止めます。
クリップをしてフタを閉じないと、焙煎中に豆が飛び出てきます。

生豆は、直径22cmの手網に対して150gが適量です。
(多少前後しても大丈夫ですが、焙煎に慣れるまでは毎回同じ量で焙煎する方が安定した仕上がりになります)

私は焙煎中に豆の雰囲気も確認したいので、クリップではなく下の写真のように針金でいつでもフタの開け閉めができるようにしています。おすすめです。

③火と換気扇を付けて焙煎開始!

*焙煎中は手網も豆もかなり熱くなります。火傷に注意してくださいね。

火は中火に。換気扇は一番強く。
手網をコンロから約20cmくらい離して焙煎を開始します。

豆に満遍なく火があたるように絶えず手網を振りながら焙煎していきます。

約5分くらいでパチパチと1ハゼが起こりますが、この時点で起こらなければ少し手網を下に下げます。
逆にもっと早い段階で1ハゼが起こるようなら手網をもう少し上にあげて火から離します。

途中、煙がモクモクと出るようだと少し火に近づけすぎか、手網の振り方が足りない合図です。

約10分後くらいにピチピチと2ハゼが起こります。

実はお店によって焙煎度の基準はいろいろです。
日好珈琲では2ハゼの中間くらいを中深煎り、1ハゼと2ハゼの中間を中煎りとしています。
どの焙煎度にするかはお好みで。

ただし、焙煎時間はトータル12分前後が望ましいです。
あまり早くに焙煎が終わると生焼けになりますし、長すぎると平坦な味になってしまいます。

私は中煎りで煎り止めしたい場合は、
1ハゼ後に少し手網を上にあげて時間を調節することもあります。

④煎り止め

好みの色まで焙煎できたら素早くザルに出して、ドライヤーかうちわで冷まします。

火から離しても豆に熱があるうちは焙煎が進んでしまいます。
素早く冷ましましょう。

⑤再びハンドピック

平なバットなどに移して、極端な焦げや色つきが悪いものを取り除きます。

⑥完成!

完全に冷めたら瓶に移して完成です。
(お疲れ様でした!!)

150gの生豆が焙煎後には120〜130g(約12杯分)くらいになっているかと思います。

大体1週間くらい経つとガスが落ち着いて美味しく飲めると言われていますが、
あまり飲む機会のない本当の焙煎したてを楽しんでみるのも有りだと思います。

最後に

今回お伝えした手網焙煎の方法は、あくまで私が普段行っている方法です。

火加減や換気扇の強さなどには多少の違いが出てくると思うので、
何度か焙煎してみて自分に合った手網焙煎の方法を見つけてくださいね。

ここまで付き合っていただき、ありがとうございました!

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